ビニル基・ビニリデン基の構造と覚え方について解説
こんにちは!
今回は、官能基であるビニル基・ビニリデン基の構造と覚え方について簡単にご紹介します。
これらの官能基を含む”ポリ塩化ビニル”や”ポリ塩化ビニリデン”は、水道のパイプやキッチンラップ等、私達の身近なところで利用されています。
この記事を読んでほしい人:
・ビニル基・ビニリデン基の構造が分からない人
※画像はイメージです。本文の内容を反映しているものではありません 。
ビニル基とは何か?
まずは、以下の構造式をご覧ください。
※塩化ビニルの構造式。MolViewで作成。
こちらは、塩化ビニルの構造式になります。
”塩化” ”ビニル”なので、
Cl-が”塩化”の部分で、
CH2=CH-が”ビニル基”です。*1
ビニル基は「利き手のあるサワガニ」と覚えましょう。
こちらが右腕の太いサワガニさんのイメージ。
ではここで、カニと塩化ビニルのイメージを重ね合わせてみましょう。
はい!
右腕(Cl)以外がビニル基です!!
ビニリデン基とは何か?
引き続き、以下の構造式をご覧ください。
※塩化ビニリデンの構造式。MolViewで作成。
こちらは、塩化ビニリデンの構造式になります。
”塩化” ”ビニリデン”なので、
2つのCl-が”塩化”の部分で、
CH2=C<が”ビニリデン基”です。*2
ビニリデン基は「マンボウ」で覚えましょう。
こちらがマンボウさんのイメージ。
それでは、マンボウと塩化ビニリデンのイメージを重ね合わせてみましょう。
はい!
上下のひれ(Cl)以外がビニリデン基です!!
少し長さを調節しました。ご容赦ください。
まとめ
今回は、ビニル基・ビニリデン基の構造と覚え方についてご紹介しました。
いかがでしたか?
どの部分に置換するのか忘れてしまいそうになるビニル基・ビニリデン基ですが、
サワガニとマンボウで覚えていただければバッチリだと思います!
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました! \(^o^)/
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