「治る力」を引き出す正統カイロプラクティック(塩川満章)(2/4)~哲学編~

こんにちは!

 

 

前回の続きで本日もこちらをご紹介します↓↓

今回は2/4回目、”カイロプラクティックの哲学編”です!

ジャジャン♫

 

タイトル:「治る力」を引き出す正統カイロプラクティック―『病苦を絶つカイロプラクティック』〈PART2〉

著者:塩川 満章

出版社:現代書林

その他情報:2005年6月13日 初版第1刷

 

 

今回はカイロプラクティックの”哲学”についてご紹介していきます!

  

 

前回の記事はこちら↓↓ 

>>>「治る力」を引き出す正統カイロプラクティック(塩川満章)(1/4)~概要編~ - 科学と健康と読書と

 

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 ※画像は本文の内容とは関係ありません。

 

 

カイロプラクティックの哲学 
なぜ、カイロプラクティックで病気が治るのか

”奇跡”が起こった!

この章では、19世紀末、カイロプラクティックの生みの親、D.D.パーマー
カイロプラクティックを発見したときの様子が述べられます。

  D.D.パーマーのオフィスのあるライアンビルには、ハービー・リラードという雑役夫がいたが、彼はほとんど耳が聞こえなかった。(中略)

 背骨をゆっくりと触診するパーマーの手に、首の部分にわずかに隆起した部分が感じられた。この隆起は脊椎のズレによってできたものい違いないと考えたパーマーは、テコの原理を使うように椎骨の隆起部分を手で押すと、ボキッという大きな音とともに骨が動き、隆起が消えた。

 その直後、驚くべきことが起こった。ハービーの耳が聞こえるようになったのだ。

 なんと17年も聞こえなかった耳が、脊椎のズレた部分を正常な位置に戻すことによって、再び聞こえるようになったのである!

 

カイロプラクティックのノウハウがない時代に、
脊椎のズレ(サブラクセーション)を矯正するなんて、なんという神業でしょうか^_^;

D.D.パーマーがこれをやってのけたから、
今私達がカイロプラクティックの恩恵に預かれているわけですね。

まさに歴史的な瞬間といえます。

 

 

 

すべての人が100%持っている先天性治癒力

さて、今から100年以上も昔に、
D.D.パーマーによってカイロプラクティックが発見されたわけですが、
その治療の仕組みはどういったものなのでしょうか?

 カイロプラクティックは脊椎のズレを手によって正しい位置に戻すことによって神経圧迫を取り除く。その結果、イネイトインテリジェンス=先天性治癒力が100%発揮され、100%のエネルギーが体の隅々にまで伝達され、全身の組織細胞が100%の働きをするようになるのである。

 神経圧迫が完全になくなると、生命の三大要素はすべて100%のパワーを持つようになり、どんな病気も自然に回復していく。

 カイロプラクティックを受けたことのない人、あるいは初めて受ける人はこう尋ねる。カイロプラクティックで私の病気は治りますか?」「こういう病気はカイロプラクティックで治りますか?」と。

 その答えは「イエス」であると同時に「ノー」でもある。

 カイロプラクティックは病気を治すものではない。脊椎のズレを矯正して神経圧迫を取り除くことによって、その人の中にある先天性治癒力が100%発揮されるようにするだけである。先天性治癒力が自らの体を直していくのである。

 

つまり、カイロプラクティックとは、
「脊椎のズレを正すことによって、圧迫されていた神経の働きを回復させ、その結果、本来の免疫力が発揮されるように導く」治療法である、と言えるわけですね。

 

また、カイロプラクティックは病気そのものを治すものではない、と強調されているところが印象的です。

カイロプラクティックは、自然治癒力を最大限に引き出すことで、
何にでも効くともいえるし、
逆に何か特定の病気(頭痛や腰痛などの骨格系の不調を除く)を治すものではない、
とも言えるわけですね。

 

カイロプラクティックで、全ての病気や体の不具合が治るわけではないが、
万全の態勢で戦えるように準備をさせてくれる、というわけですね!

 

 

脊椎サブラクセーションこそ病気の原因

複雑な現代医学では、病気の種類が多すぎるがゆえに、
どういった治療がベストなのか判断が難しいときがあります。

その点、カイロプラクティックでは、脊椎の矯正という治療法しかないため、
余計な心配は不要です。

 

この章では、カイロプラクティックのシンプルさと、その効果の広さが説明されています。

現代医学は、現在までに1万8360種類以上の病名をつくってきた。病気の種類は現在も増え続けている。

 だが、カイロプラクティックでは、病名は「サブラクセーション」ただ一つだ。問題は、脊椎のどこにサブラクセーションが起こっているかである。

 頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、そして骨盤を結合する左右2個の仙腸関節のどこにサブラクセーションが起こっているかを正確に突き止め、正しい位置に戻して神経圧迫を取り除けばいいのである。

 1万8360個以上の病名から一つを選び、薬や手術をつかって治療するより、手だけを使ってサブラクセーションを治せばいいのだからずっと確実である。しかも治すのは、その人自身に内在する先天性治癒力であるから、完治する確率は格段に高く、無害で安全である。

 

この対比から、カイロプラクティックがいかにシンプルな治療法であるかが分かります。

それにしても、病気の種類が1万8000種類以上とは。。。

よくこんなに細分化したものだと、驚きですね!

 

 

なお「サブラクセーション」とは、背骨のズレによって神経が圧迫されている状態のことです。

D.D.パーマーの息子、B.J.パーマーが命名し、

以下のように説明されています。

「サブ」とは「少ない」という意味であり、「ラクセーション」とは

「関節の脱臼(関節がはずれること)」を意味している。つまり、首から腰に至る脊椎のどこかで「脱臼よりもすくない骨のズレ」が起こると、脊椎の中を通る脊髄から出ている神経が圧迫され、体にさまざまな症状や病気が起こることを「サブラクセーション」と名づけたのだった。

 

 

続きは次回!

長くなりますので、続きは次回!

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました!\(^o^)/

 

 

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>>>「治る力」を引き出す正統カイロプラクティック(塩川満章)(1/4)~概要編~ - 科学と健康と読書と

 

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